県内における近年の発掘調査の成果を展示する「巡回展 栃木の遺跡」に、壬生町愛宕塚古墳出土の円筒埴輪が展示されています（写真は栃木県埋蔵文化財センターです）。今回巡回する埴輪は、平成29年度の調査で出土したものです。調査では、墳丘上と周堤上でサイズの異なる円筒埴輪が置かれていたことが分かりました。小さい埴輪が墳丘上、大きい埴輪が周堤上から見つかった埴輪です。
他にも、県内の遺跡から発掘された遺物が多数展示されています（推しは足利市あがた駅南遺跡出土の人面付き縄文土器です）。 巡回展は、栃木県埋蔵文化財センターを皮切に、下記のとおり巡回予定です。なお、現在会場となっている栃木県埋蔵文化財センターの常設展には、壬生町出土の遺物も多数展示されていますので、そちらも合わせてご覧ください。
〈他館の予定〉
栃木県埋蔵文化財センター 令和3年4月18日(日)～6月20日(日)
大田原市なす風土記の丘湯津上資料館 令和3年7月10日(土)～8月29日(日)
那珂川町なす風土記の丘資料館 令和3年7月10日(土)～8月29日(日)
栃木県立博物館 令和4年2月26日(土)～3月27日(日)
